正月のお飾り、注連縄(しめなわ)や松飾り、
書き初めといった縁起物の処分の話。
さいきんはどんど焼きを行う地域も少なくなり
神社やお寺へ持って行っても
引き取ってもらえないところが増えてきました。
ここではそんなお飾りをどう扱うべきかお話ししていきますね。
なぜどんど焼きが少なくなったのか
これまで地域の自治体や子ども会など、
みんなが自主的に行ってきた「 どんど焼き 」
どんど焼きは「左義長」とも言われるもので
正月のお飾りなどを一箇所に集めて燃やすことで
その年の年神様をお送りする行事です。
それがナゼ、行う自治体が減り、
神社やお寺でも引き取ってくれなくなったのか?
というと、
一時期ダイオキシンは有害だ!発がん性が高い!
などという話が出まわりましたが、
その後その有害説は否定されているんです。
にも関わらず正しい情報はほとんど報道されることなく
現在でも危険視されたままになっています。
お正月のお飾りにも
ビニール・プラスチック製品が使われていますから
どんど焼きででる煙さえも危険だと言われているんです。
たしかにプラスチックやビニールが燃えるニオイは
本当は有害ではないと言われても
良い匂いではありませんし、あまり吸い込みたくないものですよね。
そんな中でご近所の洗濯物に匂いが付いたとなっては
きっと苦情が殺到することでしょう。
どんど焼きが少なくなってきたのは残念ですが
いたしかたないのかもしれませんね。
では、お正月のお飾りはどう処分すればいいのか?
見て行きましょう。
正月のお飾り 3つの処分方法
1.引き取ってくれる神社・お寺を探す
どんど焼きを行うところが少なくなったとはいえ
正月飾りは縁起物ですし、
できればきちんと処分したいですよね。
あなたが住んでいる地域ではダメだったとしても、
なにも地元でしなければいけない決まりはありません。
別の地域の自治体や神社・お寺等に問い合わせてみましょう。
有料になるかもしれませんが、
そういうところで引き取ってもらえればひと安心ですよね。
2.自宅で焼却処分は法律違反?
自宅の庭に集めて燃やし、
残った灰を家の周辺に置いておく(自然になくなるのにまかせる)
という方法も昔はあったようです。
しかし現在、基本的に家庭での焼却は
「 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 」で禁じられています。
どんど焼きは
「 風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却 」
として例外とされてはいますが、消防署への届け出が必要です。
届け出をして行うにしても、ご近所への煙・匂いによる迷惑、
火による危険性が無くなるわけではありません。
自宅でのどんど焼きはやめておきましょう。
3.最後の手段、ゴミの日に出す
本来あまり取りたくない手段ですが、
どんど焼きも近くにないし、家の庭での処分も不可。
となれば、
やはりゴミとして収集してもらうしかありませんよね。
いまどきのお飾りにはダイオキシンの話で書いたように
プラスチックやビニールが使われていますから、
そういったものはしっかり外して、分別して出しましょう。
お飾りを捨てる前に塩をまぶして清め、
他のゴミとは別の袋にまとめて出すほうがいいですね。
正月のお飾りの処分方法:まとめ
あなたの住んでいる地域に
どんど焼きや引き取ってもらえる神社・お寺がない場合
- 周辺の自治体や神社などに電話して問い合わせてみる
- しっかり分別・お清めをしてゴミの日に出す
のどちらかになります。
きちんと縁起物を処分すれば、
より気持ちの良い一年を過ごせそうですよね!
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