アルミテープチューンを知ったばかりの頃は「空力」ばかりに目が行ってました。
まさかオイルフィルター(オイルエレメント)にアルミテープチューンが効くとは・・・
あなたもきっとこの記事に辿り着いたということは、
「効く」っぽいことはどこかで読んだけど
どんな風に効くの?長持ちすんの?
とか
なんで効くの?
こんな疑問がわいたからではないでしょうか。
ココでは私がオイルエレメントにアルミテープチューンを施してみて体感した車の変化、
なぜそんな変化が起こるのか?の考察を書いていきます。
とはいえ、やることは全然難しい話ではなく手が届きさえすれば超簡単な作業(パーツを外す必要も無し)ですので、この記事を読んで「おれもやってみよ!」と思ってもらえたら嬉しいです。
では、ドウゾ!
オイルエレメントの除電で低回転がパワーアップ
オイルエレメントといったりオイルフィルターといったりするパーツですが、正式にはどっちなんでしょうね。
ま、それはどっちでもいいとして。
とりあえずアルミテープを貼った写真をペタリと。
エンジン内は金属が思いっきり動きまくり擦れまくりしてるモノですから、「静電気」が発生しまくっているのも
言われてみれば!
発生してそうですよね~。でも、そのためにオイル入れてて、そのオイルのおかげで大丈夫なんだ(静電気なんか発生してない)と思いこんでいました。
そのオイルから鉄粉などを取り除くためのいわゆる「ろ紙」を通る時に静電気を発生させているということです。
どこかでオイルエレメントにアルミテープ貼り付けた写真を見て、お試し気分で貼ってみたところ
エンジンの回りっぷりがまるでベツモノに・・・
低回転域のトルクアップ
特に変化を感じられたのが低回転域のトルク。
これはMT車じゃないと体感しづらいのかもしれませんが、低い回転数からの加速で時々出ていたノッキングがかなり改善されました。
街乗りで「あ~、一速落とさなきゃかな~」という微妙な場面でそのまま行けちゃう感じ。
めっちゃ楽になりました(笑)
半クラが強くなる!
これもミッション車乗りにしか分からない表現かもしれませんが、AT車でもクリープ現象が強くなったりするかも?(求むコメント!)
停止状態から走り出す時の半クラや、駐車場などでもうちょい転がって欲しいって時の半クラ。などなど使う場面は多々あります。
うちの車はわりと繊細でちょっと荒っぽく繋いでしまうとすぐエンストするような車だったのが、すごく楽に半クラ状態を保つことができるようになったんです。
これ、
オイルに帯電していた静電気がこんなに運転の邪魔してたの!?案件です。
アルミテープチューンを始めてからビックリした変化ランキングをつけるとすれば、今回のオイルエレメントへのアルミテープチューンは3本の指に入ること間違いなしです。
高速域は?
低い回転数で強くなったのはわかったけど、高回転域はどうなのよ?
って、あんまり高回転域を使うような車でもないのでわかりませんが、理論上は高回転になればなるほど発生する静電気も強くなりそうですし影響も大きそう。スポーツカー的なエンジンだと吹け上がりがより鋭くなったりするんじゃないかな。
ほんの少しの抵抗がタイムにキッチリ出てくるレース車両などなら効果はテキメンだと思います。
※レギュレーション上、アルミテープチューンの是非は要確認です。
気になる燃費はどうなる?
オイルエレメントからの除電に関してはトヨタの特許情報とはちょっとズレてるんですよね~。
それっぽい特許情報はコレ、
車両の潤滑油又は燃料の供給装置
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2016133032
こんなページがあるんですが、「オイルエレメントから除電」とはなっておらず、オイルパンからの除電で「燃費を向上させる」と書いてあります。
ですが~、燃費は~・・・残念ながら
あんまり変わりません(汗)
誤差の範囲と思われるのでアルミテープの成果なのかハッキリ分からないです。
逆に言えば悪くもなっていないので、上に書いたトルクアップや半クラ強化の効果に魅力を感じられるなら貼ってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
オイルフィルターがオイルを劣化させていた!?
はてさて、なんでこんなに効くんだろうとネットの海を漂っていた時に見つけたんですが、
オイルフィルターの静電気がオイルを劣化させていた
という情報。
これは株式会社クリーンテックさんのサイトで公開されている技術資料PDF
「フィルタは油を劣化させる」
http://www.kleentek.co.jp/siryou/pdf/05.pdf
なんと、こんなところで静電気が発生していたんですね~、しかも発火(!?)してオイルを劣化させるとかなんとかとか・・・オイルエレメントってオイルを綺麗にする道具でしたよねぇ?たしか?(汗)
オイルエレメントの寿命が伸びる?いや縮む?
さて、上記の資料にあるように静電気を発生させながらも不純物を取り除き続けてくれるオイルエレメントですが、アルミテープによる除電で寿命も伸びると考えていいのかも!?
と思った次の瞬間
よく回るようになるということは「ろ過」する力も大きくなるからエレメントが汚れるのも早くなるのでは!?ん??どっちだ!?
という混乱が(笑)
ここはどっちが正解なのか私にはわかりません。たぶんエレメント自体の寿命は変化なしと考えたほうが良さそうな気がします。静電気を軽減させることとフィルタが汚れることはあまり関係無さそうなので。
メーカー推奨の交換期限どおりで交換するのがまぁ安心といえば安心なのではないかなと思います。
オイルエレメントのアルミテープチューンまとめ
わたしが今までやってきたアルミテープチューンの中で3本の指に入る!かもしれないオイルエレメントへのアルミテープ。
上記のとおり、オイルエレメントの寿命はわかりませんが、オイル自体の劣化は抑えられているはずですからオイル交換の頻度は下げても良さそうです。
エンジンの調子もかなり良くなりますし(車によりますが)世の中の自動車という自動車すべてに【必須】レベルのアルミテープチューンだと思ってます。地球環境的にも!?というと「車乗るな」とか言われそうなので経済的にも!としておきましょう。
得られる効果は
- 低回転域でのトルクアップ
- 半クラがしやすくなる
- オイルの寿命が長くなる
理論的には
- オイルフィルター(オイルエレメント)が静電気を発生させていた
- その静電気除去でエンジンへの抵抗も減衰する
まとめるとこんなところでしょうか。
はじめにも書きましたが、やることは
「オイルエレメントにアルミテープを貼る」だけです。
オイルエレメントがよほど特殊な位置に設計されていない限り、貼る時にわざわざ取り外したりする必要もないので、この効果に興味を持たれたなら是非やってみて頂ければと思います。
ありがとうございました!