相撲を見ていて一番気持ちの良いシーン。
横綱 白鳳が勝利した後、ドッサリと積み重ねられた懸賞金を行司さんの手からガッヴァー!って感じでかっさらうように取っていく瞬間!
うおおおお!
あれ、いったいいくらくらい入ってるんだろう!
全部で・・・
1000万くらい入ってんのかな!?(鼻息!
とか夢見てたんですけど、調べてみると意外や意外な小さな数字。
- 懸賞金はスポンサー名の入った旗一本につき6万2000円
- そこから天引きされて力士の手元に残るのは3万円
なんかちょっと、モニョッとしてしまいますよね。
その天引きの内訳、なんでそんなに持っていかれちゃうの!?
というところを解説していきますね。
天引きの内訳は?
懸賞金から天引きされる金額の内訳を見てみましょう。
それぞれ「旗一本あたり」の数字です。
まず相撲協会が【事務経費】として差し引く金額が
そして【納税充当金】という名目で税金がかかるのですが、
その金額が
これ、旗の枚数分持っていかれる額ですから、
10枚あったとしたら
事務経費で5万3000円
税金で27万6700円……
力士のファンとしてはもうちょっと力士に残してあげてよ…と思ってしまいますね~
事務経費で一割近く取るとか、高すぎない?
納税充当金って何?
ところでこの6万2000円に対して2万6700円もかかってくる「納税充当金」
いったい何の税金なのか?
検索するとこんな解説ページがありました
▶ 納税充当金を簡単に説明してみる
納税充当金とは簿記で言うところの「未払法人税等」に相当するものです。税引後の利益を出すために法人税などをいったん見積り計上し、そのなかから中間申告分を除いたものと言うことになります。
フムフム、わからん(笑)
力士がもらう懸賞金にもこんな税金がかかるって、角界という世界も世知辛い世の中なのですね~。
というわけでそろそろ最後のまとめへいきましょう。
相撲の懸賞金・まとめ
相撲で勝った力士が行司さんから受け取る【懸賞金】と差し引かれる額の内訳は、
- 旗一本につき企業が支払うのが6万2000円
- そこから相撲協会が事務経費として取るのが5,300円
- 納税充当金として差し引かれるのが2万6700円
- 力士の手元に残る懸賞金は3万円
半分以上がなんだかんだの名目で差し引かれるとはいえ、
横綱級になると1回の取り組みで10枚とか20枚とかありますから、
金額にすると30万とか20枚なら60万円。
過去最高の枚数は2015年の初場所、白鳳vs鶴竜の取り組みが特例でで61本の懸賞が出ました。
※ 通常は50本までという決まり。
61x3万=183万円!
一回の試合での金額ですから、
ひと場所通して計算したらどのくらいになるんだろう。
そして年間でどれくらいになるのかも気になりますね~。
鼻が 夢が膨らみます♪
※もらうのは力士ですw
ちなみに、わたしは好きなんですが、冒頭に出てきた白鳳の懸賞金をガバッと奪うような取り方、賛否あるみたいですね。
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