ちゃららららら~ん♪
おなじみの手品の曲ですね!
というのは実は日本でだけのイメージで、海外ではマジックとは何ら関係ないんです(笑)
では日本でいつからマジックといえばあの曲になったのか?
いったい誰が使い始めたのか?
これだけしっかりと根付かせたって、すごいですよね。
- 誰がいつ使い始めたのか?
- どのように定着していったのか?
- もともとの曲はどういう意味の曲なのか?
それぞれ調べてきたので、どうぞ最後までお楽しみください!
初めて使ったのは松旭斎すみれ
日本名『オリーブの首飾り』が初めて手品のBGMに使われたのは昭和50年頃。
西暦で言うと1975年ごろですね。
使ったのは当時、奇術師として活躍していた松旭斎(しょうきょくさい)すみれ氏でした。
彼女は手品(マジック)を「ショー」として確立した第一人者です。
オリーブの首飾りは車での移動中、偶然流れてきたのを聞き、
「これピッタリや~ん!」
と直感的にショーのBGMにと決めたということです。(大阪弁かどうかは知りませんw)
日本人にとって軽やかでリズミカル、
それでいて神秘的な雰囲気は今でも手品にピッタリですよね。
みんなが使い出した
松旭斎すみれ氏がショーで使用するようになってから、
初代 引田天功氏も使い始めたことが決定打となった模様です。
その後も大阪・吉本のマジシャン一陽斎蝶一(いちようさい ちょういち)氏、
初期のころのマギー司郎氏も「オリーブの首飾り」を使用していました。
それ以後はテレビ局側が『マジックの番組ではオリーブの首飾り』と決めたようで、
テレビ番組に出演するマジシャンからの要望がなければ自動的にオリーブの首飾りが流されたといいます。
そりゃあ世代を越えてイメージが受け継がれているわけです。
というわけで、最後に【原曲】について、いってみましょう。
じつは元になった曲のタイトルは日本でのイメージとは全然ちがったりします。
『オリーブの首飾り』本当のタイトルは
『オリーブの首飾り』という題名は日本人が意訳でつけたもの。
原曲は『El Bimbo(える・びんぼ)』というスペイン語で、
日本語に直訳すると『ふしだらな女』という意味になるんです。
なんだかビックリじゃないですか!?
手品・マジック・神秘的・謎めいた雰囲気・・・
そんなイメージだったのに、ちょっと意外ですよね(汗)
でもやっぱり、あのメロディを聞くと
「マジックのひとつでも覚えてみたいなぁ~」と思う今日このごろ。
手力(ハンドパワー)のあの曲も好きですけどね!
おまけ
ちなみにオリーブの首飾り。
アクセサリーだとしたら花なのか実なのか?
ちょっと本当のところはハッキリわからなかったんですが、
日本のオリーブの名産地、小豆島のお土産屋さんでは、オリーブの木から削りだしたビーズをつなげたネックレスがあるとか。
「首飾り」ですもんね、花でも実でもちょっと適さないかなと思います。
首周りがヤヴァいことになりそうですよね(^^;
きっと歌われている首飾りも木でできているのかなと思います。