「新車でCVTの車を買ったんやけど、慣らし運転てどうしたらいいん?」
つい最近、新車を買った友人が尋ねてきたんです。
むかし私がモータースポーツやってたことを知ってるので詳しいと思ったんですね。
うれしいことです♪
好きなのはMT車だけど!(笑)
そこでわたしが答えた内容をちょっとここでも書いておこうと思います。
CVTの慣らし運転について、具体的に何をどうすればいいのか。
簡単に言ってしまうと
ということに尽きるのですが、
- なぜそうすべきなのか?
- どのくらいそうすればいいのか?
しなくてもいいという人も多いなか、慣らし運転をすすめる理由もお伝えします。
新車で慣らしが必要なのはCVTだけではありませんから!
慣らし運転の具体的な方法
友人の「何をどうしたらいいん!?」の質問への答えは、
「おとなしく走ってたらいいよ」
でした。
というのも彼はけっこうアグレッシブな運転しちゃうんですよ。
モタモタした車がいたら「シケインか!」という動きで追い越したり(汗)
急な加速は当然CVTへも負荷がかかります。
新車時は特にさけたほうがいいでしょう。
現在の製造技術なら慣らしは不要?
新車の慣らし運転はむかしほど「絶対必要!」と言われなくなりました。
というのも、今と昔では慣らす理由が少し違ってきているんです。
昔の金属加工技術では部品同士のカドをキレイにするための期間が必要でした。
それが最近では必要ないくらいの精度で作れるようになったことから、
「いまの車は慣らし運転いらないよ」と言われるようになったんです。
でもですね、実はちょっと理由が違うんです。
わかりやすいように書くと語弊があるかもしれませんが、
カンタンな言葉で言うなら、
金属の表面にオイルが馴染むと同時に、
部品同士の微妙な「ソリ」が合ってくる、というイメージです。
そして最後(1,000キロ走行後)にオイル交換。
これで金属部品同士をしっかりと馴染ませたオイルは役割を終えます。
2回目以降はもう年に一度とか、よく走るなら1万キロくらいでもいいんじゃないかと思います。
つぎにCVT車でも慣らし運転をしたほうがいい「CVT以外の理由」をお伝えします。
どっちかというとCVTの慣らしは「そっちのついで」と思ってもいいかもしれません(笑)
CVT以外の慣らしって?
車って、ほんとうにたくさんの部品の集合体です。
CVTの内部も気になりますが、
エンジンやサスペンション、ブレーキにも慣らしが必要。
あと、意外に思われるかもしれませんが「タイヤ」にも必要なんです。
新品タイヤの表面には製造時の型から外すための剥離剤の膜が残ってます。
それが残っている間は本来のグリップ力は発揮できないんです。
タイヤのグリップ力が低いということはブレーキも本来の性能は発揮できません。
これ、ちょっと怖いですよね。
急な飛び出しに出くわした時の急ブレーキなどでは、長年乗って慣れた車と、新車で買って1週間の車とでは思い通りに動かせる度合いは全く違うでしょう。
車の内部でいろんな金属部品同士を馴染ませる期間は、
そう思って過ごしてみるといいんじゃないかと思いますよ^^
さいごに
さいごにCVT車の慣らし運転について、まとめておきます。
- CVTでも慣らし運転はしたほうがいい
- その理由は「カド取り」ではなく「あたりをつける」こと
- エンジン・サスペンション・ブレーキにも慣らしが必要
- タイヤの剥離剤を取る期間も必要
- 最も重要なのは「あなたと車との慣らし運転」
さいごにぶっちゃけ
「このご時世、慣らし運転なんていらねーよ」な意見も多いなか、
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
慣らし運転が必要だ~とツラツラと書きましたが、
ほんとのところぶっちゃけると、
いらないんじゃない?とも思うんです(おい!w
というのも、車、、、寿命が尽きるまでなんて乗らないじゃないですか。
税制的にも定期的に乗り換えたほうが得だったりしますし、
10年も乗ればいいほうじゃないでしょうか。
10年くらいなら、慣らし運転をした車としなかった車での差なんてわかりません。
性能が十分発揮できているかどうか?
それもぶっちゃけわれわれ素人が体感でわかるものでもないでしょう。
比べるにはもう一台必要ですし。
燃費だって慣らしウンヌンよりも普段の乗り方のほうが断然影響は大です。
燃費についてくわしくはこちらの記事もどうぞ
車のアクセルの踏み方で燃費がグッと良くなるコツとは?
車の燃費が悪いなと思ったら、アクセルの踏み方を見なおしてみましょう。車が最も燃費の良い状態で走ることが最も燃費のよい走り方です。その状態が良い理由とその状態を保つコツをお伝えしています。これを意識して走れば思ってる以上に燃費良くなりますよ。
すべては「人と車の慣らし期間」と思っていいんじゃないかと思います。
それでも慣らし運転について検索するあなたの車は幸せモノだと思いますよ!^^
関連記事