お年玉。子供のころはな~んにも考えず、もらったら嬉しいお小遣い程度に思ってた管理人です。(苦笑)
そんな「お年玉」ですが、子供の頃はたいてい千円札が数枚というのが多かったですね。
1万円札なんか入っていようものなら宙に浮くほど嬉しかったのを覚えていますw
という感じで、入っているのはたいてい「札」ですよね。
調べてみたところ、いろいろな説があったので、
それぞれ分けてお伝えしていきますね。
なかなか現代人にはわかりにくいしきたりだったんです。
とりあえず、
お年玉の「玉」は100円玉など硬貨をあらわす「玉」ではありません(汗)
「玉」は魂(タマシイ)のタマ説
「お年玉」はもともと違う字があてられていました。
御年魂
お正月はもともとその年の歳神様(としがみさま)を迎えるための行事です。
家に訪れた歳神様に新たな魂をいただくという考え方だったんです。
そのいただいた新しい魂の入った餅(もち)を分け与えたことが「お年玉」のはじまり、という説。
それがいつしか今のような金品に変わっていったということです。
賜る(たまわる)のタマ説
お年玉の「たま」は年神様からの「賜り物(たまわりもの)」という意味からの「たま」という説。
その風習は室町時代に始まったと言われていて、
はじめは扇(おうぎ)や茶碗などをはじめとして、今のようにお金ではなく色んな「物」がお年玉として使われました。
いつからかそういう「物」よりも何にでも使えるお金に変わったんですね。
目上から目下に「落とす玉」説
さきほど書いたように、お年玉は家長から目下の子供たちへ、という風に
「目上から目下に」という決まりがあります。
上から下に「落とし」と「御年」をかけた言葉だったという説。
わたす方が気をつけないといけないのが、たとえば
というパターンは本来はNGだという点。
これは、ビミョーな気もしますけどねぇ。
少しでもあげたいなと思うものですし、
きっとお子さんも期待していることでしょうし(笑)
そういう場合は商品券やプリペイドカードなどにしておくとよいようです。
アマゾンのプリペイドカードなど使いみちに自由度の高いもののほうがきっと喜ばれるんじゃないかと思います。
さいごに
今では家どうしのコミュニケーションツールといった意味合いで子供が喜ぶお年玉ですが、こんなに深い意味合いがあったのですね~。
ほんと、何も考えずもらって喜んでた子供の頃の自分が恥ずかしいですw
子供の頃はなんとなく、親から子へ「落とす」「玉(親にとっては小銭)」って意味かな~なんて思ってましたけど、それならお正月にだけというのはおかしい話です。
今回調べたような話を知っていれば、もっと大事に使ったかもしれないな~。
お正月前になると、今年はいくらくらいもらえるかな~、このくらいもらったらアレ買おう、コレ買おうなんて感じで予定たてて、もらったらソッコー使ってましたから(汗)
自分の子供がもらったら必ず丁寧にお礼を言うように教えないといけませんね。
おまけ|お年玉は何歳まで?
ところで、お年玉、何歳までもらってましたか?
わたしは中学3年生までもらってました。
雑誌かなにかで見たアンケート結果では現在(2015年)では「高校生まで」というひとが一番多かったです。もっとも長いのは「社会人になってももらってる」という人もいました。
そこに決まりはありませんが、
イメージ的にはアルバイトででも「自分でお金を稼ぐまで」かな~と、わたしは思います。