「ハロウィンって、キリスト教の、、、祭りかなんか?」
日本でも毎年ビミョーな盛り上がりを見せる「ハロウィン」について考えてみると、仮装して、、カボチャ飾って、、、
これ、いったい何してんの!?
よくよく考えてみると収穫祭ってわけでもなさそうだし(オバケの仮装とかでてくるし)、
キリスト教?と安易に疑問に思ってみましたがそうでもなさげ??
このあたり、
ハッキリわからないことも日本でいまいち盛り上がりに欠ける原因でもあるんじゃないかな
と、ちょっと調べてみたんです。
- そもそもハロウィンってなに?
- キリスト教との関係は?
- なんで日本人もやってんの?
という感じでお伝えしようと思います。やっぱり変です。日本のハロウィン(笑)
キリスト教は関係なかったけど関係あることにした歴史
ハロウィンはもともと古代ケルト人の祭りで、11月1日が1年の始まりで、ハロウィンが行われる10月31日はいわば日本で言うところの「大晦日」でした。
その日にはご先祖の霊が帰ってくるとされていたのですが、その霊たちと一緒に悪霊や魔女なんかもやってくると恐れられていたんです。
その悪い霊から身を守るためにオバケや魔女っぽい恰好をしていました。
これが今も日本にまで伝わっている「仮装」のはじまりというわけです。
はい、、この時点ではキリスト教、まったく関係ありません!
じゃあどうしてキリスト教と関係あるっぽく言われるのか?というと…
キリスト教との関係は?
キリスト教会はケルト人にキリスト教を伝え、改宗させました。
本当は完全にキリスト教に染めようとしたようですが、
古来より伝わるこのお祭りだけはやめさせることができなかったんです。
そこでキリスト教会が考えた苦肉の策が、
キリスト教の「諸聖人の祝日」を11月1日に変更し、その「前夜祭」ということにしよう!
ということでした。
ですが、ハッキリ言ってキリスト教とは全く関係ないことですから、いまだにキリスト教系の大学などでは禁止されているところもあるくらいなんです。
ちなみに、「ハロウィン」という言葉は「諸聖人の祝日前夜」という意味の『Hallows eve(ハロウズ・イブ)』がなまってハロウィンになったとか。
つぎに、日本のハロウィンってどうしてこんなにビミョーなの?
というところを見て行きましょう。
日本のハロウィン
日本でもいちおうハロウィンイベント的なものがありますが、
あまり一般の家庭で子供がオヤツをもらいに回ったりもしませんよね。
ぶっちゃけモノやサービスを売る側だけが盛り上げようとしてるだけな感じがします。
なんでこんなにビミョーな雰囲気なのか?というと、
単純に
じゃないでしょうか。
宗教のイベントなのかどうかもいまいちよくわかりませんし、カボチャを飾る理由さえ知らない人が大半だと思います。
カボチャについてはコチラもどうぞ
▶ ハロウィンかぼちゃのなぜ?謎の由来に迫ってみた
それに日本ではご先祖の霊が帰ってくるのは「お彼岸」です。
9月のお彼岸ですでにそういうのは済んでますから、
そう何度もおむかえしてられないですよね(汗)
そんなわけで、日本ではオバケとか関係なく、ただの「仮装パーティ」としてハロウィンが伝わってしまったような気がします。
オバケっていうよりゾンビみたいな仮装が流行ってるような…?(苦笑)
※オバケとゾンビは違いますよ~!
さいごに
ハロウィンとキリスト教の関係から日本のハロウィンまで、まとめみると
- もともとは古代ケルト人の大晦日
- 先祖の霊と一緒に悪霊なども来るので身を守るため仮装していた
- キリスト教に改宗させてもやめさせられなかったのでキリスト教の一部ってことにした
- いまいち盛り上がらないのは内容が「お彼岸」とかぶるから?
というか、キリスト教圏の人のあいだでも容認派・否定派がいるようなイベントだということもいまいち盛り上がりにくい理由なのかなと思います。
と、イロイロ書いてきましたが、なんだかんだ言いつつもハロウィンにはケーキ屋さんでハロウィン限定ケーキを買ってしまう管理人でした(笑)
モンブランの美味しい季節ですよね♪
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