「ほんとうは怖い●●」的な話で
アネモネの花言葉がじつは怖いとよく言われます。
その花言葉は、、、
- 見捨てられた
- 恋の苦しみ
- 消える希望
などなど、けっこうネガティブな言葉がついています。
でもべつに……そんなにむちゃくちゃ怖いってことは、ないですよね?
ただ、これらの言葉の由来となったギリシャ神話をみてみると……
これがけっこう怖いんです。
しかも由来といわれている恐ろしい物語が2つも!
この花言葉だけでなく由来の話まで知っておくと、
友達との会話で出てきた時にグッと会話を盛り上げることもできるかも?
「怖いらしいよ~」だけでは「ふ~ん」で終わってしまいますからね(汗)
アネモネの「怖い!」花言葉の由来
アフロディーテの涙編
アフロディーテはよく知られている名前では「ビーナス」。
美の女神ですね。
そのアフロディーテが愛した「アドニス」という美少年がいました。
ある日、アドニスが狩りに出かけた時、
アフロディーテの愛人である軍神「マルス」はイノシシに姿を変えアドニスの命を奪ってしまいました。
少年の亡骸のそばでアフロディーテが流した涙から、アネモネの花が生まれました。
フローラの侍女編
花の神フローラには「アネモネ」という名の侍女が仕えていました。
フローラが想いを寄せていた西風の神「ゼフュロス」は自分ではなく、
あろうことか侍女であるアネモネに一目惚れしてしまったんです。
フローラは悔しくて悔しくて仕方なく、
怒りのあまりアネモネを花の姿にかえてしまいました。
花の姿にかえられてしまったあともゼフュロスは彼女を愛しつづけ、
いまでも春に吹く西風はアネモネを優しくなでるのだ、と言われています。
どちらもギリシャ神話ですが、なんかギリシャの神々って、
あんまり「神」っぽくない気がするのはわたしだけでしょうか?
花に変えるとか、やってることは神っぽいんですが
すごく人間臭い話が多いですよね。そういう意味でも怖いというか?(苦笑)
と、2つの怖~い物語を紹介してみましたが、
これらはアネモネの花言葉のほんの一部です。
ちゃんと良い意味の花言葉も持っているので、次はそちらも見て行きましょう。
アネモネの怖くない花言葉
アネモネ全般の花言葉
- はかない恋
- 恋の苦しみ
- 薄れゆく希望
- 清純無垢
- 無邪気
- 可能性
赤
- 君を愛します
白
- 真実
- 期待
- 希望
紫
- あなたを信じて待つ
ギリシャ神話のおかげで「怖い」イメージが広まってしまったアネモネですが、
こうして並べてみると良い言葉も多いですよね。
もともとアネモネの名前は「風」を意味するギリシャ語【アネモス】から来ています。
風にのって自由に羽ばたくようなイメージですね。
(そこからできた物語があんなに怖くなるというのも謎ですが ^^;
さいごに
アネモネにまつわる怖~い話、いかがでしたか?
最後にアネモネの基本情報的なところも載せておきますね。
- キンポウゲ科
- 球根植物
- 原産地・地中海沿岸
- 高さ 25-40センチ
- 花期 4-5月
- アルメニアの国花
色は基本的に赤・白・紫の3色ですが、ピンクやオレンジもあります。
ヨーロッパのほうで園芸用にと改良されていったそうです。
あと、実はアネモネの花びらに見える部分、実はガク(萼片)だったりします。
花言葉について絶対に知っておきたい豆知識まとめ
花言葉について書いた記事をまとめました。うっかり変な花言葉を贈ってしまわないためにも、また、知っているだけで花を素敵なプレゼントにすることもできるのが花言葉。気になる花言葉があればぜひご一読ください。