近年インターネット上などで「言う」を「ゆう」「ゆー」と文字で書かれていると違和感を覚えまくる管理人、みやっちょです。
話し言葉で「ゆう」「ゆー」と言われても気になりませんが、どうして文字にすると違和感を感じるのか?ダメってわけでもないけど、やっぱり「言う」は「いう」だと思うんです。
なぜかというと、
「言う」を「ゆう」「ゆー」と読むのは話し言葉でのみ許される発音
だからなのですが、
言葉は常に変わりゆくものでもありますし、パソコン・インターネットの普及にともない、言葉の変化するスピードは急激に早くなっています。
正式に正しい(とされる)読み方、使い方はどうなのか?
ネット辞書やパソコンでの変換精度の話なども交えて考察してみたいと思います。
「言う」の読み方を辞書で引いてみた
インターネットのgoo辞書で「ゆう」と引いてみたところ、
しっかり記載されています。
つまり「言う」は「ゆう」と読みますよ、ということ。
ただし、オレンジ下線の部分、
と書かれています。
参考URL http://dictionary.goo.ne.jp/dicindex/jn/ゆう/u/ゆ/
これはつまり、「ゆう」「ユー」と発音しますが、もとは「いう」ですよ、ということ。
「ゆう」「ゆー」と書くのは間違い?
辞書に「ゆう」「ゆー」という読みが書かれてあってもやはり違和感を覚えるゾ!という方に見てほしい画像があります。
パソコンで「ゆう」と打って変換キーを押すと「言う」に変換できるんです。
(画像はGoogle日本語入力)
※さすがに「ゆー」は「言う」に変換できません。
「ゆう」と書くことに違和感があるとは言っても、自分が話しているときは普通に「ゆう」と使っていますし、そう神経質にならなくても…?とも思うのですが。
次に、言葉についてちょっと面白い話があるので見てみて下さい。
木とゾウの話
これは友人から聞いた
「 子供に言葉を教えるのって難しい! 」という話です。
ある日、子供に「木」の絵を見せて、
「 これは何の絵か書いてごらん? 」というと、
子供がその画用紙に書いた文字は
「 きい 」
うむむ、、たしかに「木」を普通に発音すると「き」ですが、話し言葉の中では「 ほら、あの『きい』見てみ~ 」などという風に「きい」と発音しますね。
(管理人の生息する地方限定かもしれません?)
2017年3月13日追記
なのでその友人は
「 これは『 き 』って書くんだよ 」と子供に教えました。
すると数日後、今度はゾウの絵を見たその子はゾウの横に
「 ゾ 」と書いたというんです。。。
子供に言葉を教えるって、とっても難しいことですね(;・∀・)
その後、子供にその違いをどうやって教えたのか…
今度会ったら聞いてみよう(^_^;)
あくまでも「ゆう」は話し言葉
さすがに「きい」はgoo辞書でも載っていませんが、話し言葉では確かに「きい」と発音することがあると思います。
同じように「ゆう」も確かに口では言ってると思います。
だからと言って文字にするのは「きい」の場合と同じように、
「 発音はそうだけど、文字ではそうは書かないんだよ 」ということを小学校でも教えてあげてほしいものですね。
ということで、結論としては
ですね。
以前に、パソコンによる変換ネタで「雰囲気」が「ふいんき」で変換できるという話を書きましたが、Googleさんが日本語を間違った使い方までサポートしてくれちゃうおかげで、日本語崩壊の危機をひしひしと感じる管理人でした。
言葉の違い特集!あいまいな言葉の違いがスッキリわかる!
当ブログの「言葉の違い」についての記事をまとめた特集ページ。なんとなくで使ってた言葉が実は全くの別モノだった!そんな面白い発見をしてもらえると嬉しいです。オータムとフォール、ジャンルとカテゴリ等々、違いを説明できますか?
おまけ
言葉に関しては「伝わればいいんじゃね?」派の管理人ですが、
女子高生が書いてる(らしき)ブログで「ゆってる」とか書かれているのを見ると「かわいいな」と思うのに、
男性が書いてる(らしき)ブログで「ゆってる」とか書いているのをみると正直「あほかな」と思ってしまうのは男女差別でしょうか?(笑)
どちらにしろ、本来の使い方をわかった上で「そのほうがかわいい感じがするから」と使っているのなら問題ないと思いますが、本気で「ゆう」とか「ゆってる」と使っている人がいたら教えてあげたほうがいいかもしれませんね。
わかってるよ!
と言われる可能性も考えるとなかなか言いづらいものですが(汗)